赤ちゃんの人見知りはどうして起こるの?対策法は?
突然始まる赤ちゃんの人見知り。
「お散歩中に話しかけられただけで泣いてしまった」
「久しぶりに会った親戚の顔を見て泣いてしまった」
といったことが頻繁に起こります。
赤ちゃんはどうして人見知りをするの?なにか対策法はあるの?
今回は赤ちゃんの人見知りについて紹介します。
1.赤ちゃんの人見知りはどうして起こるの?
1-1 視力が発達して人が見分けられるようになる
生まれたばかりの新生児の視力は0.01~0.02と言われています。
目の筋力がまだ発達していないので強い近眼ですし、色も白や黒しか分かりません。
それが生後6ヶ月で0.2程度まで見えるようになり、
次第に色の見分けも付くようになってきます。
視力が発達することで、お母さんとそれ以外の人が見分けられるようになるのですね。
「知らない人は怖い」
「お母さん以外は危険」
と感じて泣く人見知りは、とても大切な成長段階です。
急に始まる人見知りに周りの人は驚くかもしれませんが、成長の証として見守りましょう。
1-2 お母さんの緊張を感じ取っている
前述した通り、視力が発達してきた赤ちゃんは、
お母さんの表情が少しずつ読み取れるようになってきます。
普段行かない場所や、たまにしか会わない人と会うときは、お母さんも緊張しますよね。
赤ちゃんはそんなお母さんの緊張した表情、体のこわばりなども敏感に察知します。
「お母さんの様子がいつもと違う」
「怖い人?」「危ない場所?」
と感じて、泣きだしてしまうこともあります。
1-3 “人見知り”ではなく“場所見知り”
「いつも同じ場所で泣き出してしまう」という場合は、
“人見知り”ではなく“場所見知り”かもしれません。
見慣れない人の顔を見たときに泣き出す人見知りと比べ、
場所見知りは自宅以外の場所に訪れただけで泣き出してしまいます。
特に、賑やかな場所や、人が多い場所に対して場所見知りをする赤ちゃんが多いようです。
場所見知りをしているときは、なかなかお母さんから離れようとしません。
こちらも、危険な場所を察知する能力が備わったということですから、嬉しい成長ですね。
2.赤ちゃんの人見知りの対策法
人見知りは成長の証とは言いますが、いつもお母さんにくっついてばかりも困りますよね。
たまには人に預けて少しゆっくりしたい…そう思うお母さんも多いはず。
人見知りをなくすことはできませんが、有効な対処法はいくつかありますので、紹介します。
2-1 少し離れたところから優しく声をかけてもらう
警戒心が強くなっている赤ちゃんに急に近づくと、驚かせてしまいます。
大人でも、知らない人に急に近づかれたらびっくりしてしまいますよね。
赤ちゃんにとっては、
たまに会うだけの祖父母や親戚なども「知らない人」という認識ですので、
まずは少し離れたところから声をかけましょう。
このときにあまり大きな声を出したり、
オーバーな身振りを取ったりすると驚かせてしまいますから、
笑顔で優しく声をかけるようにしてくださいね。
2-2 時間をかけて慣れさせていく
人見知りや場所見知りで一度泣き出してしまうと、しばらく緊張は解けません。
そんなときは別室に移動させてもらうなどして、
いったん赤ちゃんの気持ちを落ち着かせましょう。
遠くから様子を眺めたり声をかけてもらったりするうちに、
「ここは安全だ」
と赤ちゃんも分かってくれます。
慣れるまでの時間には個人差がありますから、赤ちゃんのペースに合わせてあげてくださいね。
2-3 お母さんは相手へのフォローを
せっかく会いに来た(会いに来てくれた)のに赤ちゃんが泣きだしてしまったら、
お母さんも相手に気を遣いますよね。
そんなときは「今人見知りをしているので…」と話しましょう。
赤ちゃんが泣いてしまったのは相手のせいではないことを伝え、
しっかりフォローしてくださいね。
その上で赤ちゃんには「大丈夫だよ」「怖くないよ」と声をかけ、
少しずつ慣れていきましょう。
おわりに
以上、赤ちゃんが人見知りをする理由と対策法を紹介しました。
人見知りの度合いには個人差がありますし、始まる時期や終わる時期も決まっていません。
ですが、赤ちゃんの成長に必要な過程ですから、あたたかく見守りましょう。
普段会わない人と会う機会が多い年末年始。
今回紹介した対策法で、少しでも赤ちゃんの笑顔を増やしてくださいね。
この記事を書いた人

2人の子どもを育てているchi93です。 音楽と紅茶と甘いものが大好き! 子育てに悩みはつきものですが、少しでも心が軽くなるような情報をお伝えします。