メッセージ ~教育の目的は、子供を「自立」させること!~
こんにちは^^
お母さん応援隊の川口えりです。
皆さん、生活の中から、
「この言葉はメッセージだな、」と感じることってありますか?
私はこの一週間で、「自立」と言う言葉を三度も聞きました。
「聞いた」、というよりも、
もっとすごいインパクトで入ってきた感じです。
何か大切なメッセージが隠されているようで、
今日はそのことについて書いてみようと思います。
【「自立」との出会い】
1度目の「自立」は、
カウンセリングの資格を持っている先輩ママとの何気ない会話の中で。
アドラーが、「教育の目的は子供を自立させることだ」と言っているそうです。
アドラーは数年前に、
のドラマ化もされた大ベストセラー、
「嫌われる勇気」
に登場する先生のモデルですね。
当時は大ブレイク、注目されましたね。
そして、それによって精神的に救われた人もたくさんいたと思います。
2度目の「自立」は、
娘の中学校の進路指導の際、
校長先生のお話の中で。
同じようにおっしゃっていました。
3度目に入ってきた「自立」は、
より心理学的に具体的な観点からのお話でした。
「家庭の教育に、カウンセリングを取り入れてみよう!」という
観点から、
カウンセリングの勉強をしているのですが、
その先生からいただいた言葉です。
自立には4つのものがあるとのこと。
1.身辺自律(ここは自立を使わない)
2.社会的自立
3.経済的自立
4.精神的自立
この流れのイメージしやすいのが、
お坊さんの修行です。
“一休さん”を思い出していただくと、わかりやすいです^^
【お坊さんの修行から見た「自立」】
1.身辺自律
まずはじめに、御坊さんんは身の回りの修行から始まります。
お寺のお掃除をしたり、お食事を作ったり、お洗濯をしたり・・・
こうして一通りできるようになり成長すると、次に
2.社会的自立の修行。
檀家さんのおもてなしをしたり、
和尚さんのお世話をしたり・・・
弟弟子の面倒を見たり
そして、少し大きくなると、
街に出て、托鉢など、経済の修行をします。(3.経済的自立)
そして大人のお坊さん、
精神的なより深い仏道の修行が続いていきます。
(4.精神的自立)
人間の成長にもこの段階があるとのことで、
全てがバランスよく自立することによって、
一人前になっていくとのことです。
【教育の本質とは?】
親も教育という事の本質がわからないと、
「世間や、自分が「正しい」と思う方向に
子供を育てること」が教育だと勘違いし、
子供の芽を摘んでしまう 😥 ことも多々ありますね。
私も教育って、
「教える」と言う文字が最初に出てきてしまうので、
つい、先を行くものが後に来るものに
「教える」事、そうすれば勝手に「育つ」のかな、なんて思っていました。
「子供を、人を、どのように、正しく教育するか?」
本当に深く、大切なことです。
しかし、ともすると
自分の「正論」を押し付けることが「教育」と
取り違えてしまうことも起こり得ます。
「教育の目的は、子供を自立させること」
生活の中のメッセージを掘り下げていく事は
本当に今の自分に必要な学びがありますね。
この記事を書いた人

愛知県在住。小中学生、3児の母。 長女に笑わされ、次女に癒され、末息子のおしゃべりにつき合わされ、毎日楽しく暮らしています。自身が子供の頃からアトピーということもあり、健康に関心を持ち、日常生活や食に対する知識の大切さを実感。趣味はピアノ。子供と勉強すると故郷の福島なまりになってしまう、好奇心旺盛なお母さん。