働くママと待機児童問題を見てみよう
2018年7月13日、総務省が2017年の「就業構造基本調査」によると
「育児をしている女性の有業率」「働くママの割合」が大きく上昇!!
25~29歳、2012年には47.7%と半数以下だったが、2017年には60.0%
30~34歳、2012年には51.2%だったが、2017年には62.0%
20代後半〜30代前半 結婚、出産、育児とライフスタイルが変わる時期
たった5年間で、育児をしながら働くママが増えています。
この調査での「育児をしている」とは、「小学校入学前の未就学児を対象とした育児(乳幼児の世話や見守りなど)」
保育園を活用しながら、働いているママが多いのでしょう。
先日、保育士の女性が言ってました。
都会では、以前は外で遊ぶ場所があることが条件で認可がおりたけれど
今は、待機児童の問題で
公園などがあればOKみたいな感じで許可がおりるんだよ。
だから、遊ぶ場所を持たない保育所は公園を使うから場所の取り合いみたいな感じになってる・・・と ^^;;
2018年 待機児童問題
厚生労働省が発表する保育園等の待機児童数の状況取りまとめによれば、
2017年4月1日時点での待機児童数は26,081人
2017年10月1日時点での待機児童数は55,433人
年度途中の入所希望が増加し、29,352人増加しています💦
政府は、2013年から「待機児童解消加速化プラン」に取り組み
2017年度末までの待機児童解消を目指して
・保育所を増やす
・保育所の整備
・保育士さんの確保などに力を注いできましたが、
待機児童数は減るどころか増加してしまっています。
では、今後の国の対策は?
2018年からは「子育て安心プラン」という新たなプランに取り組み、2020年(平成32年)末までの3年間で待機児童を解消する方針を立てています。
子育て安心プラン、6つの支援パッケージを設定
1:保育の受け皿の拡大
(都市部対策や既存施設活用、多様な保育の推進を行う)
2:保育の受け皿拡大を支える「保育人材確保」
(処遇改善や業務負担減などの支援、保育補助者の育成を行う)
3:保護者への「寄り添う支援」の普及促進
(更なる市区町村による保護者支援を行う)
4:保育の受け皿拡大と車の両輪の「保育の質の確保」
(認可外保育施設を中心とした保育の質を確保する)
5:持続可能な保育制度の確立
(保育実施に必要な安定財源を確保する)
6:保育と連携した「働き方改革」
(男性による育児の促進や育児休業制度のありかたの検討などを行う)
6つの支援パッケージ厚生労働省の資料
待機児童問題の解決には、保育士の不足を解消することがポイントのようです。
が、、、
お金では解決できない・・・
そこが難しいように感じます。
私も、子供達4人 保育園にお世話になり
何年、保育園にいるんだっ?というくらい長い保育園生活の中
保育士さんの裏事情をたまーに聞いてました。
女の世界&労働に合わない賃金
そりゃ、やめるよね・・・(T_T)。。。
でも、保育士さんたちは言います。
「子供は大好き♡みんな可愛い」と
そんな保育士さんが働きたい!と思える環境を整えてあげることが
一番なのではないでしょうか?