ママの知恵袋

無添加生活、始まります5

熊野の案内人・石丸美穂子です。

本宮にて無添加生活に至った経緯をお伝えしますね。

 

 

物件探し

 

本宮で苦労したことの一つに「住まい」があります。というのも、空き家があっても荷物や仏壇があるなど言われて中々貸してくれない、貸してくれても直ぐ住めるような家はこれもまたないのです。カフェ勤務の時に同僚に紹介してもらって有難いことに古くても直ぐ住める借家を借りていたのですが、一年経つか経たないかのうちに娘が帰ってくるので出ていって欲しいと言われてしまいました。

 

 

 

それから、色々口コミで物件を探したのですが、やっぱり借家がない。あってもこれって住めるの?というような壁の薄い隙間だらけの家だったり、そもそも床が落ちてしまってない。お風呂もない・・・・でも、そんな家を借りてしまいました。

 

 

 

というのも、小さいながらも蔵があって、囲炉裏のすすで黒光りした梁と引き戸の美しさに何となく落ち着きを感じて。なぜか、玄関の外側に小さな神棚が祀ってあるのもユニーク。玄関前にある池には、鯉が泳いでいました。この水は不思議に枯れないんだというのを聞いたこともポイントになってその家を借りたのでした。

 

 

家を紹介してくれた人の知り合いの大工さんに、床を直してもらい、シンクを取り付け、トイレの壁を明るい板に張り替え、風呂と風呂釜を備え付けました。始めてみる灯油で点けるお風呂ですが、何とも言えないお風呂のムード(まるで物置のような場所にお風呂場があった)に耐え切れずやっぱり温泉に通うことにしました。

 

 

 

 

再び温泉生活を振り返る

 

その当時通っていた一番近い温泉は、車で15分の所にありました。ちょっと残念なことに衛生上消毒液が結構入っていて、アトピーの経験があるので肌荒れに気を付けている私にはお湯もにおいもだめでした。それまで、贅沢にも温泉三昧な日々を過ごしていましたから。

 

 

 

本宮に住み始めて一番初めは西日本一大きいと言われた渡良瀬温泉の大浴場や温泉センターに毎日通い、続いては四村地区に住んでいたので、町費を払うことで一年間、湯の峯温泉公衆浴場が入り放題(財産区が管理しているのです)。

 

 

 

夕飯は、92度ある湯筒で野菜や卵を茹でたりして楽しんでいました。湯の峯温泉で野菜を茹でると、なんでもすごくおいしくなって、甘みが増し、灰汁が抜けます。掘りたてのタケノコを何時間か浸けてから食べるとトウモロコシのような甘みと香りがする。シーズンになると、タケノコがずらりと並んで卵を茹でる場所が少なく紐で区画されるのも春ならでは。

 

 

 

秋の味覚のさつまいもを茹でると、どんな芋でも甘くてとろけるようなおいしさに。私は今でもさつまいもを買って、わざわざ茹でに行きます。1時間浸けても中々中まで火が通りにくいので、産直店で小さいものを選んだり、小さく切ってからネットに入れて。温泉から上がったら卵を茹でて、さつまいもを食べるのが習慣になっているほどです。

 

 

 

湯の峯温泉の他にも、たまに川湯温泉に行ったりしました。大塔川をせき止めて作った大きな露天風呂・仙人風呂は、本宮の冬の風物詩。本宮の温泉を一番初めに堪能したのが川湯温泉で、熊野セラピスト養成講座で知り合った友人と二人で川を掘って自分だけの温泉を作ったり、夜空の星を眺めてのんびり仙人風呂に浸かったりと満喫したのを、12年前ですが今でも鮮明に覚えています。

 

 

 

地元のおばちゃんたちに聞くと、口々に言うのが「一番身体がぬくもるのは、川湯温泉」。湯の峯温泉は湯の温度がとても高いのでゆっくり浸かれないからかな?温泉成分の問題かもしれませんね。ちなみに、川湯温泉で一番注意をしなければいけないのがとんび!川を見ながら地元のお肉屋さん・八屋のおいしいコロッケを食べていたら、上から取ろうと飛び掛かってきました!熊野あちこちでとんびの被害を聞きますので、本当に気を付けましょう。

 

 

つづく


この記事を書いた人

kururi


母の実家である熊野に、13年前にJターンしてきました。熊野古道や南紀熊野ジオパークのガイドであったり、自然農の釜炒り茶づくり、天然お香づくりといった体験教室の運営、日本ミツバチの非加熱はちみつといった熊野らしいお土産の製造、販売を行っています。 熊野は、山、川、海があり、世界遺産の熊野古道や聖地がある美しい地。私は山間部に暮らしていますが、地域の人から山と共存する知恵や歴史や文化を学び、本当の豊かさを教えてもらいました。 そんなのどかな日々の素朴な生活をお伝えしていきます。

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