ママの知恵袋

無添加生活、始まります2

みなさん、こんばんは。熊野の案内人・石丸美穂子です。

前回からの続きで、無添加生活に至った経緯をお伝えしますね。

 

 

 

本宮から始まった、心と身体の無添加生活

 

和歌山県田辺市に移住したのは13年前、いわゆる孫が戻ってくるJターン移住で母の実家に引越しました。始めは何もなかったのですが、しばらくすると仕事のストレスか収まっていたアトピーが再発、寝ている間に目を掻いてしまって腫れたり、炎症で常に瞼が赤くなっているような状況でした。

 

 

 

 

 

 

移住するまでの間、私は非常にドラマチックな人生を歩んできました。話せば非常に長くなり、また勇気もいる内容なのでここでは省きますが、そんな状態から必死の思いで抜け出したからこそ手に入れられた心安らかな日々。心が落ち着いてくると同時に小さなころから親しんだ地域の変化に憂いて何かできないかと男女交流会を主催したり、親友もできて毎日小さいながらも幸せに満たされ、充実した日々を過ごしていました。そんな環境でも、アトピーが再発してしまったのです。

 

 

 

私は移住以前からカラーセラピストとして活動していたのですが、仕事の同僚との会話をカウンセリングのように傾聴していたのが、今思い返すとアトピー再発のきっかけでした。カウンセリングの技術が未熟だったこと、繰り返し話される解決できない悩み事の愚痴など会話が堂々巡りで、次第に相手と自分との境界がうまく取れなくなっていて、それがストレスとなって蓄積したことと、様々な要因が絡み合って、次第にアトピーが少しずつ発症してきたのでした。

 

 

 

そして、もう限界と上司に相談し、ローテーションを変えてもらうことでストレスが少し軽くなったのですが、治ったり発症したりの繰り返しでした。ひどくなってもステロイドを使わず、刺激の少ないセラミド美容液と固形スクワランでひたすら保湿をして、自己治癒力を信じて治していきました。

 

 

 

 

 

 

 

初めての熊野詣で

 

そんな時、友達4人と熊野本宮大社に初めてお参りし、次の日には職場の同僚たちと熊野古道を歩くことになりました。両日とも日帰りという慌ただしい熊野詣ででしたが、私にとっては素晴らしい転機となりました。

 

 

 

初めての熊野詣では、野中の一方杉という杉の巨木が何本も立ち並ぶ継桜王子や野中の清水といった旅人が立ち寄るスポットも巡って観光客気分。憧れの熊野本宮大社は厳かな空気がありながら、親しみやすいイメージを持ちました。そして、旧社地である大斎原もお参りすることに。

 

 

 

大鳥居に向かう参道には両側に黄金色の稲穂が首を垂れ、秋晴れの清々しい風が吹いていました。私たちが日本一大きいと言われる大鳥居をくぐった時、「おかえり」という声が天から聞こえたように感じました。その心の中に響く声を聴いた時、魂が心から震えるとはこういうことなのかと感動し、本宮への移住を決めた瞬間でした。それから、3か月後には本宮へ引越しすることが決まりました。

 

 

 

本宮に移住した11年前、一番初めは仕事も住むところもなかったので、とあるホテルの住み込みのバイトをしました。ホテル業務は「中抜け」といって、お客さんがいない時間帯に長い休憩があります。この時に温泉に入って、さらに仕事が終わってからも温泉に入るという生活で、さらに温泉粥が毎日食べられるという今思えばとても贅沢なひと時でした。というのも、いわゆる「湯治」をしながら仕事をするような状態でしたから。

 

 

 

本宮の温泉

 

本宮には、湯の峰温泉、川湯温泉、渡良温泉があるのですが、(正確には、キャンプ場宿泊客のみが利用できた、鉄分豊富な温泉もありました・現在閉鎖中)私が勤めていた渡瀬温泉は、ナトリウム炭酸水素塩泉で、美肌効果のある美人の湯、皮膚病にも効果があると言われています。刺激も少なく、また温泉の温度が低い浴槽もあり、じっくり浸かることでより温泉効果があったと思います。じっくり一時間、低温の温泉に浸かることが良かったのだと思います。

 

 

 

都合で会社は辞めてしまったのですが、渡瀬温泉の一年券を購入して毎日入ることで、アトピーが改善していきました。アトピーにはどの温泉が良いとは言えないのですが、私は自分の汗でもかぶれて痒くなってしまう体質なため、隣町の南紀白浜の塩分が多い温泉はかえって悪化することもありました。今回は、温泉に浸かるだけではなく、温泉粥も食べたことでより効果的にアトピーが治ったと感じています。

 

つづく


この記事を書いた人

kururi


母の実家である熊野に、13年前にJターンしてきました。熊野古道や南紀熊野ジオパークのガイドであったり、自然農の釜炒り茶づくり、天然お香づくりといった体験教室の運営、日本ミツバチの非加熱はちみつといった熊野らしいお土産の製造、販売を行っています。 熊野は、山、川、海があり、世界遺産の熊野古道や聖地がある美しい地。私は山間部に暮らしていますが、地域の人から山と共存する知恵や歴史や文化を学び、本当の豊かさを教えてもらいました。 そんなのどかな日々の素朴な生活をお伝えしていきます。

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